(EN) ESTONIA setomaa unesco

セト地方 — UNESCO無形文化遺産(Kihnu Island – UNESCO Intangible Cultural Heritage of Humanity)

基本情報:

パッケージタイプ:1日ツアー

シーズン:通年

対象者:個人または団体(最大30名)

含まれるサービス:ガイド付きエクスカーション+入場券+地元の昼食

プログラム所要時間:8時間

交通手段:個人の送迎または観光バス

タリンからの距離:〜285km

リガからの距離:〜240km

ウェブサイト: www.visitsetomaa.ee

セト地方(セトマー; Setomaa)には約8400年間にわたり人が居住しており、エストニアで最も古くから人々のコミュニティがある地域の一つでもあります。セト地方は東と西の文明の境界線、言い換えればロシアとエストニア及びラトビアとの国境線沿いに位置しています。セト地方は非常によく維持されている伝統と文化で有名です。何世紀にも渡り、手工芸の技術が家族間で受け継がれてきました。セト人の多声歌唱セト・レーロ(Seto leelo)はUNESCOの無形文化遺産に指定されています。セト人は特徴的な民族衣装を有しており、それは非常に繊細なデザインで、各家族によってもそれぞれデザインの特徴があります。最も印象的なのは、セト人に特有の銀のアクセサリーの盛装でしょう。これらの外見的に目立つ装飾は、着ている者の社会的な地位を表すだけでなく、不幸から身を守ってくれるお守りでもあります。今日まで、セト人の生活様式は自然と密接に結びついてきました。森の自然の美しさを楽しむだけでなく、それを自然からの贈り物として利用することは彼らにとっては当たり前のことです。ベリーやキノコは、季節になれば自由に収穫できます。

ツアーはヴォル(Võru)から出発し、タルトゥ(Tartu)で終了するのが便利です。

・ヴァルスカ農園博物館(Värska farm museum)。農園博物館では何種類かの家畜もおり、数百年前のセトの人々が送っていた伝統的な生活がどのようなものであったかをご覧いただけます。

  • ロシア式のストーブを利用して、伝統的なライ麦の丸パンを焼くワークショップに参加することができます。
  • 地元の博物館のレストランでコーヒー/お茶、食事/昼食を召し上がることができます。
  • 工芸品とお土産屋があります。

所要時間:博物館ツアー(〜1時間)、パン焼き(〜30分)、レストランでの食事(〜45分)

・サーツェの長靴(Saatse Boot):ロシア領を通過するドライブ。ヴァルスカ(Värska)からサーツェ(Saatse)のルートにはロシア領となっている区間があります。ロシアビザなしで車で通過することが許可されています。ただし、途中で車を停止させることはできません。

・オールド・ジョージの石鹸工場(Old George’s Soap Chamber)と神の丘(God’s Hill)。湿原の泥炭、ぺチョールィ修道院(Pechory monastery)の聖なる水、細砂、白樺の木の葉、ブルーベリー等の自然の材料を製品に混ぜ込んだ地元の起業家を訪ねます。彼の話を聞き、石鹸の匂いを楽しみ、手軽で素敵なお土産を購入することができます(支払いは現金のみ)。神の丘(God’s Hill)は地元の遺産に関連した小さな丘です。

所要時間:〜1時間

・オビニッツァ博物館(Obinitsa museum):セト人のように着飾ってみましょう!セト人の女性はたくさんの銀のアクセサリーを着飾り、特別な存在に見えます。セト人のように民族衣装とアクセサリーで着飾ると一体どのような感じになるのか体験してみましょう。着飾る様子を見ている方々にとっても、セト人の衣装を着ると全く別人のように見えるので、とても良い体験になるはずです。お土産屋さんあり。

所要時間:〜1時間

・セト・アートギャラリー(Seto art gallery):セト人の銀にまつわる物語。地元の銀細工師がセト人の銀のアクセサリーについて話をし、素敵な展示品を見せてくれます。

所要時間:〜1時間

・タールカの家(Taarka’s house; Taarka Tarõ):セト料理の伝統的なレシピによる、心温まるディナーを提供します。ホストが訪問客を歓迎し、食事について説明します。

所要時間:〜1時間

・夕食は、セトの歌唱団がセト・レーロを披露している間またはその後に摂ります(団体のみ)。セト・レーロは、セト人独自の多声歌唱で、2009年よりUNESCO無形文化遺産に登録されています。

所要時間:〜1時間

(オプション:歌唱団から伝統的な踊りを学ぶプログラム 所要時間:〜30分)