ホームカフェ・デイズ

ホームカフェ・デイズ

HOME CAFE DAYS

農場など、普段は必ずしもビジネスやケータリングサービスに関係しない場所が1〜2日の間カフェになることがあり、このイベントを“ホームカフェ・デイ”と呼びます。ホームカフェ・デイの間、農場ではスープやキャセロール、ケーキ、パンなど、それぞれ自慢の一品が用意され、コーヒーやお茶とともに振る舞われます。農場はそれぞれホームカフェの名前を掲げ、提供する製品をその文化的特徴やストーリーとともに売り出します。また、手工芸やゲーム、楽器演奏など、幅広いコミュニティーを対象とした様々な文化活動もあり、子供連れの家族にもぴったりの楽しいイベントとなっています。

郷土料理は美しい環境から採れた自然のものをベースに作られ、春から夏にかけては青野菜や乳製品、季節の魚、グリルしたお肉、ベリーやキノコなどを中心とした比較的シンプルな料理が提供されます。一方、寒い季節には、肉料理や発酵食品、酢漬け野菜などが主流になります。

ヨーロッパの中心で何世紀にもわたり東西の様々な国からの影響を受けてきたラトビアには、豊かな料理の伝統があります。ラトビアには4つの季節がありそれぞれ旬の食材を使うため、料理は季節を意識したものになっています。そしてラトビア料理では、ラトビアの森や水、草地、庭から採れたものが多く使われています。

ラトビアのホームカフェ・デイは夏から秋の初めにわたって行われます。7月にはイチゴやラズベリー、8月下旬には新じゃが、9月にはキノコ類、10月には様々なピクルスといったように、旬の食材を使った季節の料理を存分に味わうことができます。このイベントは、多くの人に可能な限りベストな方法で特産品を提供したいというモチベーションのもと、地域コミュニティーの人々が協力し合って開催されています。極上のレシピは、その地域のイメージアップにも貢献しています。

www.majaskafejnicas.lv

エストニアのカフェ・デイは夏から秋の初めにかけて、様々な場所と日程(通常は平日)で開催されます。

エストニアの人々は、農場やホームレストラン、納屋などの雰囲気の良い場所をカフェ・デイの時期だけ特別にオープンして、訪れる人たちに、地元の食材を使った手作り料理をふるまいます。

地域ごとに異なる、カフェそれぞれの名物や家庭のレシピを堪能しましょう!

www.maainfo.ee/kohvikutepaevad

夏の始まりとカフェのユニークな文化を祝うロホヤのカフェ・デイは、伝統にならって6月の第1木曜日に開かれます。多様なカフェ文化を持つロホヤでは、30あるカフェの中からきっとお気に入りが見つかるでしょう。隣にお土産ショップがある昔ながらのcafé Liisaや、美味しいケーキやお菓子が魅力のCafé St. Honoré、そしてヨーロッパ式のカフェを存分に味わえるCafé Lauriは特にオススメです。ロホヤ湖の真ん中に浮かぶcafé Kaljaasiも、旅の思い出を彩るユニークなカフェです。

ロホヤにはカフェだけでなく2つのコーヒーの焙煎所もあり、本格的なカフェの町として、カフェ・デイの文化が大切にされています。